お客様事例

アビテルの喋る部分として今回新しく音声合成技術のニーズが発生しました。

Company

株式会社アビスト

ロボット

この事例のポイント

導入の目的

  • 受付電話ロボット「アビテル」への導入

導入前の課題

  • 新規事業のロボットの研究開発で音声合成技術のニーズが発生した
  • 開発に際して固定音声作成機能とリアルタイム音声合成機能が必要だった。

導入効果

  • 固定音声作成機能とリアルタイム音声合成機能を実現できた
  • 音質も満足がいくものだった
  • 開発コストを抑えることができた

インタビュー

本事例は2017年6月時点のものです。
アビテルは、2018年5月31日付で株式会社アレクソン(https://www.alexon.co.jp/)へ
事業譲渡され、子会社の株式会社ウェルボ(https://welbo.jp/)より
受付電話ロボット「Welbo(うぇるぼ)」として販売されています。

 

AITalk導入の背景

– AITalk導入以前、どのようにして音声を制作していたのですか?

ロボットの研究開発は新規事業として立ち上げたので、アビテルの喋る部分として今回新しく音声合成技術のニーズが発生しました。

– どのような課題や問題があったのですか?

ロボットには3つの要素が必須です。①見る(カメラ)②聞く(音声認識技術)③喋る(音声合成技術)です。アビテルにもこの3つの要素を搭載するため、「喋る」の部分で、音声合成のニーズが自然と生まれました。ロボットのアプリケーションで発話するには音声合成技術が必須でした。

AITalk導入による効果について

アビテルは、「こんにちは」のような挨拶などの予め決められた固定音声作成機能と、「13時にお約束の山田様ですね」や「○○社の山田様がお越しになりました」のように来客ごとに変わる担当者氏名や訪問先、来訪時間など、来客者や訪問先担当者へのメッセージを正確に読み上げるリアルタイム音声合成機能が必要です。今回導入した「microAITalk」では、その両方ともが実現できました。

– AITalk導入の決め手を教えてください。

音声合成の選定には何社か比較検討をおこないました。その中で、「AITalk」はアビテルに必要な固定音声作成の機能、リアルタイム音声合成の機能を実現しており、音質も満足がいくものだったので導入を決定しました。また、コストがリーズナブルだったことも決め手となりました。

今後の展開について

アビテルは2017年6月より販売を開始し、現在各種の企業や団体への導入が始まっています。今後は、Webでの直接販売や販売代理店を通して拡販して参ります。

受付電話ロボット「アビテル」について


今回AITalkを導入した受付電話ロボット「アビテル」は、オフィスの来訪客とやり取りする受付電話の機能をロボット化した受付電話ロボットです。発話音声に「microAITalk」を利用しています。来訪者が音声かタッチパネルで自分の名前・訪問先を入力すると、担当部署の内線電話につながります。顔認証機能も搭載しているので、来客者の顔を登録すると、次回以降の訪問時も登録した顔を認証し来訪者の氏名が自動的に呼び出されます。また、来訪者の氏名・企業名・顔認証情報・来社履歴などもクラウドサービスで管理できます。
当社では、コミュニケーションロボットのマーケットは今後も更に拡大すると予測し、2年前よりロボットの研究開発を新規事業として立ち上げました。既に市場に普及しているコミュニケーションロボットは汎用的なものが多くなっていますが、、当社では受付電話取次業務に特定したロボットを低コストで開発することで、より社会に普及しやすいロボットの開発を目指しました。開発段階では自社の3Dプリンター技術で作成したプロトタイプを作成するなど、自社技術の強みを活かした開発にも取り組みました。

この記事は2017年6月時点のものです。

株式会社アビスト

当社は、工業設計技術サービス事業を展開しています。CAD系エンジニアとIT系エンジニアの会社で、機械設計開発やシステム・ソフトウェア開発、電気・電子設計開発、3Dプリンター造形サービスの業務請負から、技術者の派遣までをおこなっています。

https://www.abist.co.jp/

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