音声合成で実況アナウンサーの声が再現できるのか？それが一番の懸念点でした。

AITalk導入の背景

– AITalk導入以前、StarHose内の音声はどのように作成していたのでしょうか？

元々音声合成を導入するまでは、 ゲーム中の実況音声は全て収録、プレイヤーの馬は帽子の色（例：「1番 白い帽子」等）を使って実況を行っておりました。その後他社の音声合成を導入し、プレイヤーが名付た馬名も実況ができるようにはなっていました。

– それまで、どのような課題や問題があったのですか？

「全てが本物」というコンセプトだからこそ、プレイヤーが名付けた名前までも全て実況アナウンサーの声で実況をさせたいという思いが強くあり、まず初めに他社の音声合成システムを導入しました。しかし実況アナウンサーの実況音声の再現性が高いとはいえず、他にもっとリアルに再現ができる音声合成システムがあれば入れ替えも検討したいと考えておりました。
音声合成で個人の声を再現する際に一番気になるのは再現性ですが、作ってみないとどの程度の再現性になるかがわからないという回答が多く、出来上がりの音声が実際に使用できるクオリティかどうかが判断しかねる事も問題になっていました。

– AITalk導入の決め手はなんですか？

導入にあたっては、実況アナウンサーの音声の再現性がどの程度になるのかが一番の懸念点でした。AITalkでは検討段階で、まず既に収録済の音声を利用し、デモバージョンの音声辞書を制作していただき、試聴させていただきました。そこで出来上がりイメージを掴むことができ、実況アナウンサーらしさが再現できていたことがAITalkの導入を決めた一番の大きな決め手になりました。
また、疑問点やスケジュールなど色々と細かい質問に対しても回答が早く、こちらの要望も柔軟に対応していただけた事もAITalk導入の決め手の一つでした。

AITalk導入による効果について

AITalkを導入した結果、以前にも増してプレイヤーが付けた馬、及び騎手の名前をなめらかに読上げることを実現できました。
往年の名実況が蘇るだけではなく、自分で付けた思い入れある馬名も実況してもらえる事でより一層馬への愛着を持てることができるようになったと感じています。