スピーチアイテム

読み上げ音声と字幕の情報を保持します。

スピーチアイテムのプロパティ

タイムラインまたはスピーチアイテム一覧でスピーチアイテムを選択すると、プロパティ欄に選択したスピーチアイテムのプロパティが表示されます。

fn_property

基本

スピーチアイテム全体に関する項目です。

fn_property_basic

  1. 開始
    読み上げ音声・字幕の開始時間を表示・設定します。
  2. テキスト
    読み上げ音声・字幕の文章を表示・入力します。
  3. 試聴
    入力したテキストの読み上げ音声を再生します。
  4. 読み上げ音声を更新
    入力したテキストで読み上げ音声を再作成します。

字幕の外観とレイアウト

字幕の表示方法や配置に関する項目です。

fn_property_caption

  1. 字幕を表示する
    チェックすると、動画に字幕を表示します。
    チェックを外すと、読み上げ音声の再生のみ行われ、字幕は表示されません。
  2. フォント
    字幕に使用するフォントを選択します。
  3. 文字の大きさ
    字幕の文字の大きさを設定します。リストからの選択のほか、キーボードからの直接入力が可能です。
  4. 文字の色
    字幕の文字の色を選択します。
    ボタンを押下すると表示される色の設定画面で色の作成・選択が可能です。
  5. 縁取り
    字幕の文字に縁取りの有無を選択します。
  6. 縁取りの太さ
    字幕の文字の縁取りの太さを設定します。リストからの選択のほか、キーボードからの直接入力が可能です。
  7. 縁取りの色
    字幕の文字の縁取りの色を選択します。
    ボタンを押下すると表示される色の設定画面で色の作成・選択が可能です。
  8. 字幕の位置
    字幕を表示する画面内の位置を選択します。
  9. デフォルトに設定
    現在の「字幕の外観とレイアウト」の設定内容を、プロジェクトのデフォルト値に設定します。
    このプロジェクトで新たに作成したスピーチアイテムに、設定したデフォルト値が反映されます。
    ※ 作成済みのスピーチアイテムの設定値は変更されません。

スピーチアイテムの作成

  1. テキスト入力欄にテキストを入力し、「作成」ボタンを押下します。
    bop_speech_create
  2. 現在の再生位置にスピーチアイテムが作成されます。
    bop_speech_complete

スピーチアイテムの削除

  1. タイムラインまたはスピーチアイテム一覧でスピーチアイテムを選択します。
    fn_speechitem_del_select
    ※ 複数アイテムの選択が可能です。
  2. 選択したアイテム上で右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。
    fn_speechitem_del1 fn_speechitem_del2
  3. 「削除」を選択すると確認メッセージが表示され、「はい」を押下するとスピーチアイテムが削除されます。
    fn_speechitem_del_complete
※ スピーチアイテムを選択した状態でキーボードの[Del]キーを押下することでも削除が可能です。
ただし、フォーカスが文字列入力可能なエリア(「テキスト」欄や「文字の大きさ」欄など)にある場合、その文字列に対する処理が優先されます。(スピーチアイテムに対する処理は行われません)

スピーチアイテムのコピー・切り取り・貼り付け

  1. タイムラインまたはスピーチアイテム一覧でスピーチアイテムを選択します。
    ※ 複数アイテムの選択が可能です。
  2. タイムラインの選択したアイテム上で右クリックすると表示されるコンテキストメニューで「コピー」を選択すると、選択中のスピーチアイテムの情報を保持します。コピーされたアイテムに変化はありません。
    fn_speechitem_copy_menu arrow_right fn_speechitem_copy_after
    また、「切り取り」を選択すると選択中のスピーチアイテムの情報を保持したうえで削除します。
    fn_speechitem_cut_menu arrow_right fn_speechitem_cut_after
    ※ コピー・切り取りされたスピーチアイテムは、最後に実行された内容のみを保持します。コピーまたは切り取りを再実行すると、前回保持した内容は破棄されます。
  3. タイムラインの任意の場所で右クリックすると表示されるコンテキストメニューで「貼り付け」を選択すると、現在の再生位置にコピーまたは切り取りされたスピーチアイテムが貼り付けられます。
    fn_speechitem_paste_menu arrow_right fn_speechitem_paste_after
※ キーボードの[Ctrl]+[C]キーでコピー、[Ctrl]+[X]キーで切り取り、[Ctrl]+[V]キーで貼り付けを行うことが可能です。
ただし、フォーカスが文字列入力可能なエリア(「テキスト」欄や「文字の大きさ」欄など)にある場合、その文字列に対する処理が優先されます。(スピーチアイテムに対する処理は行われません)

スピーチアイテムのテキスト編集と読み上げ音声について

スピーチアイテムのテキストを変更した際、字幕の表示は自動的に切り替わりますが、読み上げ音声は「読み上げ音声の更新」を行うまで変更内容が反映されず、字幕のテキストと読み上げる内容が一致しない状態となります。 このような状態になった場合、画面上のスピーチアイテムの表示が以下のように変わります。

  • スピーチアイテム一覧の最左列に「*」が表示される
    fn_speechitem_itemlist
  • タイムラインのスピーチアイテムの背景がチェック状になる
    fn_speechitem_textmod
このような状態になった場合は、プロパティ欄から「読み上げ音声の更新」を行ってください。

読みの修正
この読み上げ音声と字幕のテキストが異なる状態を利用することで、以下のような状況に対応することが可能です。
  • 入力された文章を正しく読み上げてくれない。
    例)「四月の一日に行われる予定です。」 「一日」を「ついたち」と読ませたいが、「いちにち」と読んでしまう。
    1. テキストを正しく読み上げる文章に変更して「読み上げ音声の更新」を行う。
      「四月のついたちに行われる予定です。」
    2. テキストを字幕に表示する文章に変更する。
      「四月の一日に行われる予定です。」
  • ある言葉に対して独自の読み方をさせたい。
    例)「そのさまから彼は怪物と呼ばれた。」 「怪物」を「モンスター」と読ませたい。
    1. テキストを独自の読み方に変更して「読み上げ音声の更新」を行う。
      「そのさまから彼はモンスターと呼ばれた。」
    2. テキストを字幕に表示する文章に変更する。
      「そのさまから彼は怪物と呼ばれた。」