ライブラリ構成¶
AITalk®5 SDK 製品の機能がどのような構成で提供されるか説明します。 以降「AITalk®5 SDK 製品」は「SDK」と記します。
構成概要¶
SDK は大きく 2 つの機能で構成されます。
1 つはテキスト処理・音声合成機能を提供するライブラリです。 以下「音声合成ライブラリ」と呼びます。
もう 1 つは、音声データをエンコードするライブラリです。 以下「音声エンコードライブラリ」と呼びます。
これらのライブラリの機能は SDK を初期化・認証しなければ使用できません。
各ライブラリに含まれる関数・クラス (API) の詳細は ライブラリリファレンス を参照してください。
音声合成ライブラリ¶
ここでは「音声合成ライブラリ」の機能概要を説明します。 音声合成ライブラリは大まかに 3 つに区分する事ができます。
- 初期化機能
「SDK の初期化・終了機能」や「ライセンス認証機能」があります。
- 音声合成機能
「テキスト処理や音声合成を行う合成機能」や「合成パラメーターを変更する合成設定機能」・「テキスト処理を補助するユーザー辞書機能」・「合成位置情報 (マーカー) の展開機能」があります。
- 補助機能
「コールバックの振り分け機能」や「バージョン情報の取得機能」・「言語辞書情報・音声辞書情報の取得機能」があります。
詳細は ライブラリリファレンス を参照してください。
初期化機能¶
初期化機能は SDK 利用前後の処理の関数 (API) から成ります。
SDK のログを取得するコールバック関数を設定する
SDK を初期化する
SDK を終了する
SDK のライセンス認証を行う
SDK のライセンス認証の無効化処理を行う
SDK の機能を利用するためには初期化・ライセンス認証が必要です。 ログレベルの変更は初期化後にいつでも行えますが、ログのコールバック関数の設定は初期化前に行う必要があります。
音声合成機能¶
音声合成機能は合成を行うための関数・クラス (API) から成ります。 事前に SDK の初期化 / ライセンス認証が必要です。
補助機能¶
補助機能は音声合成に直接関わらない機能の関数・クラス (API) から成ります。 バージョン情報の取得を除き、事前に SDK の初期化 / ライセンス認証が必要です。
コールバックをイベントごとに振り分ける
バージョン情報を取得する
言語辞書情報を取得する
音声辞書情報を取得する
音声エンコードライブラリ¶
ここでは「音声エンコードライブラリ」の機能概要を説明します。
- エンコーダー機能
「Wave エンコーダー」「ビット深度変換エンコーダー」「μ-Law エンコーダー」「リサンプリングエンコーダー」があります。
詳細は ライブラリリファレンス を参照してください。
エンコーダー機能¶
エンコーダー機能は音声データをストリーミングエンコードする機能の関数・クラス (API) から成ります。 事前に SDK の初期化 / ライセンス認証が必要です。
Wave エンコーダー
ビット深度変換エンコーダー
μ-Law エンコーダー
リサンプリングエンコーダー