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導入事例

Case.4

声帯摘出の手術後から「AITalkあなたの声」を使用しています。
お名前:AI福話術師 つ 様

導入の前提


「AI福話術師 つ 様」は、2021年に甲状腺がんのため声帯摘出の手術を受けられました。
手術をきっかけに「AITalk4.1あなたの声」をお申込みいただき、現在はAITalkを用いてがんフォーラム等でご自身の経験をもとに講演活動をされています。手術から現在に至るまでのお話を伺いました。
※このインタビューに際して、2025年現在の最新エンジン「AITalk6」対応の音声を新しく作成しています。

収録音声 AITalk4.1による合成音AITalk6による合成音

AI音声のご利用を検討されたきっかけを教えてください。

2021年8月、主治医から声帯摘出手術が必要だと診断され、9月27日に手術日が決まりました。
診察日の夜、将来自分の声を復元できるのではないかと思い、声をテープに残しておこうと思いました。
ところがふと、将来ではなく現在でもAI音声として保存できるのではないかと考え、検索を行いました。 その結果、実際にいくつかのサービスが存在することを知り、具体的な検討を始めることになりました。

AI音声を作成するサービスはいくつか存在したと思いますが、 その中でAITalkあなたの声を選んでいただいた理由をお聞かせください。

やはり有料製品であること、そしてオンプレミス版であることが重要だと感じました。
検索してみると、無料・有料を含めて4つほど、自分の声を作れるAI音声合成サービスが見つかりました。 試しに使ってみると、無料のサービスでも簡単に声を保存でき、すぐに再現することができました。 ただ「無料」という点がどうしても気になりました。
無料ということは、いつかサービスが終了した時に何の保証もなく、それは自分の声が完全になくなることを意味しますから、やはり避けたいと思いました。
補助的なツールとしてなら無料サービスも役立ちますが、「自分の声を確実に残す」という目的には有料版のほうが安心です。 さらにクラウドサービスはネット環境に左右されるため、職場やセミナーなど、どんな場所でも素早く再生したいと考えるとオンプレミス版が最適です。
こうした理由から、有料でオンプレミス版の「AITalk声の職人」が最も良い選択だと思いました。

収録時のことを覚えていらっしゃったら、当時のご感想をお聞かせください

収録スタジオではプロの音響担当者が声を録音してくださり、最初は少し緊張しましたが、全体としてはスムーズに進みました。

実際にAITalkあなたの声を使い始めた時期はいつ頃ですか。

声帯摘出の手術直後からです。

使ってみて、どのように感じていらっしゃいますか。

最初に使ったAITalk4.1声の職人では、「まあ、なんとなく自分の声かな」と感じました。 ただ、「キツツキ」のように母音を無声化する単語は少し聞き取りにくいのが気になりました。
一方で、新しいAITalk6声の職人ではその点が改善され、無声化する単語も自然でクリアに聞こえます。

周囲の方の反応はいかがでしょうか。

仕上がり音声のCDを受け取ったのは、手術直前の入院期間でした。看護師さんに地声と聞き比べてもらったところ、本当に驚いて「鳥肌が立った」と話していました。その方はこうした技術を知らなかったようで、なおさら驚いたようです。
また、手術前からの友人にも聞いてもらったところ「自分の声に似ている」と評判で、私自身もとても満足しています。

現在はどのような場面でAITalkあなたの声をお使いいただいていますか。

主に会社では部門の朝礼や会議で使用しています。 また、がんフォーラムや市民講座で登壇する際にも活用しています。 さらに、日常生活での会話や、時には電話でも利用しています。

この度、あたらしい つ 様の「声」を提供させていただきましたが、 以前よりお使いだった声と比べてどのように感じられましたか。

全体的に声質がより自然になり、自分の声に近いと感じます。 古くからの友人にAITalk4.1声の職人とAITalk6声の職人を聞き比べてもらったところ、6の方が元の声に近いと言ってもらえました。
以前指摘した母音の無声化についても改善されており、より自然に聞こえます。また、読み間違いも減りました。
4.1では「(場所)に通っている」と入力すると「とおっている」と発音されてしまっていましたが、6では正しく「かよっている」と発音できるようになりました。 細かな部分でも改善されているため、以前よりも使いやすくなったと感じています。

どのような思いでがん患者様に向けた啓蒙活動をされていますか。
患者様、ご家族の方、サポートの医療職の方に向けてメッセージはありますか。

声を失ってから出会った人たちは、昔の自分の声を知りません。「必ずしも自分の声でなくても、もっとかっこいい声で話してもいいのかもしれない」と思うこともあります。
しかし、家族や昔からの仲間にとっては、やはり本人の声に馴染みがあり、その声が出ることで自分自身も、周囲も安心できます。
私自身も、声はアイデンティティだと強く感じています。 病気で声帯を失う、つまり切除手術を決断するには大きな勇気が必要です。 その決断を支えてくれるのが、このAI音声であり、自分の声を保存しておけることだと思います。
だからこそ、ぜひ「AITalk あなたの声」で手術前に声を残しておくことをおすすめします。

インタビューに応じてくださったAI福話術師 つ 様。PC横の青色のものはスピーカーで、ここから合成された音声が出力されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AI福話術師 つ 様 プロフィール

甲状腺がんサバイバー
私は甲状腺がんを宣告されてから7年が経ちました。 治療の過程で声帯を摘出しましたが、AI音声を活用し講演活動を続けています。 AI技術の進化により、声帯摘出の手術前なら、自分の声を記録して残すことができます。 それをAI音声として再現することで、アイデンティティを守ることが可能になりました。 この事実を広め、同じ病気と向き合う人々に「勇気と希望を届けたい」という思いで活動しています。

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