お客様事例

オンライン展示会にて公開する会社説明動画のナレーションとして

Company

NSW 株式会社

IT・インターネット

Interviewee

エンベデッドソリューション事業本部 営業統括部
堀内 一樹様/椎名 克匡様

この事例のポイント

導入の目的

  • オンライン展示会にて公開する会社説明動画のナレーションとして

導入前の課題

  • PowerPoint付属の自動音声を利用していたが、音声が機械的に聞こえてしまうと感じていた

導入効果

  • 既に利用していた音声合成ではうまくいかなかった部分も、きれいに音声変換できた

インタビュー

AITalk導入の背景

エーアイにご依頼いただくに至った経緯を教えてください。

堀内様:エーアイの営業担当の方と前職、前々職からお付き合いがありました。そして今年の6月頃、御社の方に在籍されているというお話を伺いして、ご挨拶したという経緯です。

もともと音声合成技術はご存知でしたか?

堀内様:当社はSIerとして業界におりまして、一部ハードウェア開発も受託していますが、基本的にはソフトウエア開発を得意とする会社です。当社で完結できない開発案件に関しては、必要に応じてソフト・ハード問わず他社様の技術も活用させていただくこともあり、お客様から音声合成のご要望をいただくこともあります。その場合は、都度最適な音声合成のベンダーさんへお声がけして、ご提案させていただくことがあります。

導入製品もしくはサービスについて

NSW様の事業領域は多岐にわたっていますが、お二人のご担当範囲はどのあたりでしょうか。

椎名様:私と堀内は設備チームとして、工場設備関連の装置や機械を担当としています。関連する装置メーカー様、設備メーカー様、そのような工場設備を持つお客様をターゲットに、エッジコンピューティングを中心としたSI事業を展開しています。

今回はCEATECへご出展なさるということでAITalkをご利用いただきました。

椎名様:はい、今年はリアルとオンライン両方開催されました。 CEATECのオンライン展示では会社紹介や展示製品の動画を公開できるので、動画の準備を進めていました。そのうち、製品やソリューション紹介に関しては時たま作成している動画があるものの、会社自体の紹介動画がないことが分かりました。 そこで私の方で、PowerPointで作成した会社紹介資料に音声ナレーションを入れたらどうだろうと、PowerPoint付属の自動音声を入れて上司にも見せたところ使えそうじゃないか、是非やってみようということになりまして。しかし音声がやはり機械的に聞こえてしまうと感じていたところ、ちょうど堀内がエーアイさんに話を通してくれて、AITalkによる動画用ナレーション作成の検討をすることとなりました。

AITalk導入前の課題・効果・導入の決め手

既にNSW様で作成されていた音声を聞かせていただきましたが、製品名やIT系の単語のイントネーション調整にご苦労されている印象でした。

椎名様:スペースを入れたり、改行したりして色々チャレンジしてみましたが、やはり限界がありましたね。 そこでAITalkでどこまでできるのかなと思いまして、既に利用していた音声合成ではうまくいかなかった部分を中心にデモサイトで確認しましたが、きれいに変換できたので、これなら是非とエーアイさんにお願いしました。既に作成していたPowerPoint資料は、アニメーションもほとんど入っておらず、音声による説明が命でしたので、無事に広報チェックも通り、堂々と出せるようになったので非常にありがたかったです。

AITalkに関してご評価の声はありますでしょうか。

椎名様:10月1日よりオンライン展示会の方は始まっているので、既に公開を始めています。外部からの声は特に聞いてないですが、上司からはとても良くなった、これだったら外に出せるだろうと、了解を得ています。

デフォルトで入れていた音声の他に、他社の音声・音声合成技術との比較はありましたか。

椎名様:ソリューション紹介の動画に関しても私がPowerPointで作成しましたが、そちらのナレーションはプロのナレーターの方に収録を依頼しました。それと比べると人間による感情表現や強弱といったあたりは、やはりナレーター音声の方が表現されているなと思いますが、AITalkで利用した女性の声(のぞみ)でも、柔らかい声で伝わりやすいと感じています。

PowerPointによる動画作成は大変な作業ではないでしょうか。

椎名様:はい、かなり頑張りました。 会社紹介動画の方は、もともと作成してあったコンテンツを活用しました。ノート部分に入れたテキストから音声を作成し、動画ファイルに出力するところが少し大変でしたが、もう一つの商材紹介動画の方は、アニメーションも入れたのでより大変でしたね。

アニメーションの設定にも時間を取られますよね。

椎名様:音声を差し変えると、アニメーションが全部崩れてしまうことがあり、一つ変えただけでも最初から、設定し直しみたいなこともあって、最後になってようやく無駄のない作り方の手順が分かった感覚です。

やりながら覚えていくイメージですよね。

椎名様:そうですね。しかしなぜそこまでして手作りするかというところになるのですが、動画作成はお金をかければ手をかけずにできるものの、状況によって将来的に内容を変更する必要が出てきます。そういった変更に素早く低コストで対応するために、なるべく動画の内製化に取り組みたい気持ちがありました。音声の部分を外注した場合では、素早く低コストで変更することが難しくなるので、御社のような音声合成を活用する方が有利だと感じています。

AITalkに関してご要望はありますか。

椎名様:今回は充分満足で、むしろ期待を超えています。作成いただいた音声をそのまま変更なしで使わせていただきました。当初AITalkのデモサイトで聞いた時点では、もう少しゆっくり喋らせたいとか、抑揚をつけたいとか、そういう要望はあったのですが、実際の製品では調整することができますよね。

はい、可能です。

椎名様:そういうこともあって、実際にソフト等を使ってみればまた要望が出てくるのかなと思いました。

今後の展開

今後、音声合成の活用についてお考えのことがあればお聞かせください。

椎名様:将来的には我々の担当する設備で、エラーアラートや、通常の通知音声としてAITalkを組み合わせた提案もあり得るかなと考えています。

堀内様:我々の設備開発の話の流れで、親機から端末に音声データを送った場合はデータ量が多く通信帯域を多く使用するものの、端末に音声合成機能を入れた場合は通信はテキストデータのみで良いので帯域を多くとらずに済むことをエーアイの営業担当の方からいただきました。現状、音声合成をメインとした開発はないと思いますが、様々なシチュエーションでエーアイの音声合成の活用も頭にいれて、お客様と接していければと考えています。

この記事は2022年10月時点のものです。

NSW 株式会社

1966年創業。製造や流通など業種対応のシステム構築、ITインフラ設計・運用、自社データセンターを基盤としたクラウドサービスなどをワンストップで提供します。また、車載や通信・設備分野における組込みシステム開発とLSIやボードの設計開発も手掛けています。これらの実績を生かしたIoT、AI、エッジコンピューティングなどの分野で新たな価値創造に取り組み、デジタル変革による社会と企業の持続的成長の両立に向け、DX実現のパートナーとしてお客様とのビジネス共創を推進してまいります。

●NSW 株式会社:https://www.nsw.co.jp/

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