AITalk導入の背景
– どのような課題や問題があったのですか?
従来のワンタッチビューは、ディスプレイでの番号表示と、「ポン」というベル音のみで呼び出しをおこなっていましたが、これに音声呼び出し機能を追加することで、よりお客様が自分の順番に気づきやすくなるのではという声が上がっていました。
また、ワンタッチビューが実際に導入されている飲食店等の現場では、従業員の方が「5番の方!お待たせいたしました!」と大きな声で呼び出しされていることもあり、音声呼び出し機能は従業員側の業務負担軽減にも繋がるとも考えていました。
呼び出し音声には、誰の声を起用すればいいか分からないという問題もあり、収録音声ではなく初めから音声合成の導入を検討しました。
AITalk導入による効果について
「5番の方、お料理の準備ができました。カウンターまでお越しください。」のように、番号呼び出しを音声合成で作成することができました。自分の番号が読み上げられることでお客様は気づきやすくなり、呼び出しが不要になることで従業員の業務負担軽減が実現できたので、ご利用される両者にとってよい効果が生まれたと考えています。
ワンタッチビューのディスプレイ表示デザインは、導入施設の雰囲気に合わせて色やスタイル選ぶことができますが、AITalk声の職人クラウド版では複数の話者で音声作成ができたので、表示デザインを選ぶように、音声も雰囲気に合わせた選択肢を持たせることができました。
– AITalk導入の決め手を教えてください。
エーアイは、もともと知人や、私(阿蘇品様)も知っていたため導入することにしました。AITalk声の職人クラウド版は、低コスト・1ヶ月毎の契約プランがあり、スモールスタートしやすい点も決め手の一つでした。契約したプランでは作成できる文字数の上限があったので、上限を超えないようにテキスト保存機能を活用しながら、3種類の音声を計画的に作成しました。AITalk声の職人クラウド版に搭載されているイントネーション調整機能なども利用することで、音声を細かく調整することができました。
今後の展開について
今後はAITalkを採用した新しいワンタッチビューの導入を進めていきます。導入当初はフードコートへの導入が多かったのですが、最近では病院やクリニックでの活用も進んでいるので、医療機関での活用も広げていければと思っています。また、要望や導入状況に応じて、声の種類も増やしていければと思っています。
AITalk導入製品もしくはサービスについて
ワンタッチビューは、フードコートなどの飲食店や、病院・クリニックなどの医療機関において、順番待ちのお客様を番号表示と音で呼び出すことができる呼び出し番号表示システムです。忙しい従業員でも、専用タブレットに表示された番号を選択するだけの簡単操作で、呼び出し番号をディスプレイ上へ素早く表示させることができます。さらに、ワンタッチコールとの連携で、ディスプレイ表示が確認できない場合でも、受信機を持つお客様に音とバイブレーションで順番が来たことをお知らせすることもできます。今回、4月からバージョンアップされた新しいワンタッチビューに、AITalk声の職人クラウド版で作成した読み上げ音声を搭載し、番号の音声呼び出しが実現しました。