AITalk導入の背景
– AITalk導入以前、MediaDEPO Authorでは、どのようにナレーションを入れる仕組みだったのでしょうか?
AITalkを導入するまでは、 MediaDEPO Authorを使ったコンテンツにナレーションを付けたいユーザー様は、ご自身で声を吹き込んだり、ナレーターを手配して収録をしていました。
– それまで、どのような課題や問題があったのですか?
MediaDEPO Author というコンテンツ制作ツールの導入後の課題として、ナレーションの吹き込みや収録が製作者の負担になり、思ったようにコンテンツが増えていかないケースがある事がわかりました。
いいコンテンツが増えなければ、お客様での活用も期待できません。また、ナレーション収録後に「言葉の表現を少し変えたい」「業務フローが変更になったのでその部分だけ変更したい」「製品名、年号だけ修正したい」という軽微な修正であっても一部だけ差し替える事はなかなか難しく、全て収録をし直すということもあるようでした。
他にも、動画コンテンツ撮影時に雑音が入ってしまうことも多く、そのたびにリテイクということもおきていました。
このような経験をお持ちのユーザー様に対し、 MediaDEPO Authorを使った動画作成の工数削減の機能提供はできないか、と弊社内で検討しておりました。
AITalk導入による効果について
まず、音声合成がナレーション用として使用できる程高音質になっていることに驚きました。 お客様の評判もよく、イメージを上回る品質という評価をいただいております。
また、文字を入力するだけで、高音質のナレーションが作成できるため、ユーザー様がコンテンツを作成する際の手間が短縮されました。そして、すでに作成したコンテンツの修正も容易になりました。
動画によるコンテンツの作成の際には、後からAITalkでナレーションだけを作成・挿入することができるので、撮影時にセリフ読み上げミスや、雑音などに神経質になることもなくなりました。
ナレーションの部分がネックになり、うまく活用ができずにいたユーザー様へもMediaDEPOの活用を促進しやすくなりました。
今後の展開について
弊社では複写機事業に始まり、ドキュメントを中心とした、情報を伝達する様々な手段の提供を事業の中心にしております。今回AITalkを導入したMediaDEPOも、文字や写真だけでなく、動画や音声なども含めることで、いかに情報をわかりやすく伝えることができるか、を実現する手段の一つです。今後もお客様が最適な手段を選択できるよう様々な選択肢をご提供していきたいと考えております。
また、今後は海外の事業所や、国内外の外国人向けのコンテンツも作成できるよう、外国語対応も検討していきたいと考えております。
Media DEPOとは
「MediaDEPO」は、動画+ドキュメントが持つ情報伝達性を生かし、作業マニュアル、教育教材等のコンテンツを作成、配信・管理を一貫して提供できるマルチメディア・コンテンツ・マネジメントシステムです。企業内スタッフでも動画、音声、静止画、スライドやテキストなどの複数の情報を混在したコンテンツを簡単に作成し、配信、伝達、検索や視聴まで一元管理が可能な「個人の知識」「商品・技術情報」「ノウハウ」共有・展開が可能です。
●MediaDEPO詳細ページhttp://www.fujixerox.co.jp/product/software/mediadepo/