研究の癖なのか,普段のことも客観的に考えてしまうような人間です.
新卒採用 2021年4月入社
研究チーム 音声ビジネスグループ
研究・開発ディビジョン
名古屋大学大学院情報学研究科 修了
研究の癖なのか,普段のことも客観的に考えてしまうような人間です.
機械学習を活用したテキスト音声合成に関する研究をしていました.
テキスト音声合成とは,入力したテキストから所望の音声を生成する技術です.
学部時代はテキスト音声合成における学習方法に着目し,合成音の品質向上を目指す研究に取り組んでいました.
大学院時代は学部生の頃に取り組んだ研究内容を活かし,従来のテキスト音声合成システムで得られた合成音をより品質の高い音声へと変換する研究に取り組んでいました.
主な業務内容は製品化に向けた基礎研究です.
品質の高い音声の生成や高い処理速度を実現するような機械学習のモデルを開発したり,パラメータの調整を行ったりしています.
また,論文の調査などを行い,最新の技術動向を確認することもあります.
研究と現実との間でギャップを感じ,困難なことも多々ありますが,それらを解決していくことが一番のやりがいだと感じています.
特に大変だと感じたことは,機械学習を活用したテキスト音声合成システムの開発です.
音質だけでなく,韻律や声の高さを調整することが可能な制御性の高いモデルを実現することは,とても難しかったです.
多くの論文を参考にしたり,チームのみんなで案を出したり,これまでの経験を活かしたりすることで,製品化に結び付けることができました.

現在展開されている製品群の音質や処理速度といった,目の前にある課題にしっかりと取り組んでいきたいです.
その上で,収録をほとんどせずとも個人やキャラクターの声を再現したり,所望の声質をもつ音声を自由に作成したりすることができるような,将来性の高い課題にも果敢に取り組んでいきたいと思っています.