研修動画・マニュアル動画の作成に必要なツールとは?

2024/02/27 / 社内業務効率化

初めて研修動画やマニュアル動画を作成するにあたり、何を準備すべきか分からないという方に向け、最低限準備しておきたい7種類のツールをご紹介します。

ご紹介するツールをベースにし、それぞれのニーズに応じた応用編のツールを検討していきましょう。

研修動画・マニュアル動画の作成に必要となる7つのツール

研修動画・マニュアル動画を作成する際には、最低でも以下にご紹介する7つのツールを用意しましょう。

撮影用カメラ

動画作成には、何よりもまず動画を撮影するためのカメラが必要です。

スマホやタブレットに搭載されているカメラも活用できますが、より専門的で高品質な撮影が求められる場合は、高品質な専用カメラの購入をおすすめします。

カメラを選ぶ際には、どのようなシーンで多く撮影するかをイメージしてみましょう。

室内での撮影に適したカメラもあれば、屋外の撮影に適したカメラもあるからです。

撮影状況に鑑み、専門の販売員へ相談してみましょう。カメラの購入に合わせ、手振れ防止のための三脚の購入も検討してください。

マイク

購入したカメラにマイクは内蔵されていますが、内蔵マイクの音質は決して良いとは言えないので、できれば別途でマイクを購入しましょう。

研修動画やマニュアル動画の作成初心者は、映像の画質の良し悪しに意識が偏りがちとなりますが、良質の動画は、画質と同じ程度に音質にもこだわって作られています。

クリアに音を拾えるマイクを購入しましょう。

照明

動画撮影において、照明も必須のツールとなります。

天気の良い日に窓際で撮影したほうが綺麗に映る、という方もいますが、窓際では光の入り方が偏る恐れもあることからおすすめできません。

照明を活用し、全体的にバランスの良い光を当てることが大切です。

照明には、手持ちタイプのものや輪の形をしたリングライトなど、様々な種類があります。

動画の内容や趣旨に合わせて適切なタイプを選びましょう。

動画編集ソフト

撮影を終えた動画については、余分な部分をカットしたり他の素材を挿入したり、ナレーションやテロップを入れたりなど、様々な編集・加工が必要となります。

動画作成においては、これら編集・加工を行うための専用ソフトも用意しておきましょう。

動画編集ソフトには無料タイプもあれば、高額なタイプもあります。

簡単な編集のみなら、無料タイプでも十分に力を発揮します。

台本ツール

研修動画やマニュアル動画を作る際には、台本の作成が必須です。

台本については紙ベースでもパソコンで作成しても構いませんが、便利な専用ツールも用意されているので、ぜひチェックしてみましょう。

話者のペースに合わせてセリフが文字情報で流れるツールをカメラの向こうに置けば、カメラ目線のまま自然な研修動画を撮影できます。

スライド作成ツール

マニュアル動画では、動画内でスライド機能を使用したほうが理解しやすいこともあります。

スライド作成ツールには色々ありますが、PowerPointやGoogleスライドで十分に活用可能でしょう。

音声合成システム

研修動画やマニュアル動画には、人の声によるナレーションを入れる必要があるでしょう。

しかし、人の声でナレーションを挿入した場合、後から少しだけ内容変更をしたい時でも同じナレーターを呼ばなければならないなど、手間もコストも掛かるもの。

そのような課題を解決するのが音声合成システム。

入力したテキストを基に、限りなく人の声に近い音声でナレーションしてくれるツールです。

【参考】音声合成システムの導入事例

弥生株式会社では、十数年にわたり社内研修動画のガイダンス音声を1人の専任担当者のみで対応していました。

別途で収録した音声を組み合わせることもあるため、声を変えることができず他の担当者を立てられない状況だったとのことです。

しかしながら、ガイダンス音声の担当者が1人という状況では、ガイダンス内容の変更時に担当者へ急な出社を依頼する必要があったり、急なトラブルに対応できないリスクがあったりなど、好ましい状況ではないと会社では考えていました。

そこで、弊社(株式会社エーアイ)の音声合成システム「AITalk®」を利用したところ、声のバラつきなく自由な時にガイダンスの変更ができる状態に。

コロナ禍での在宅ワーク中でも、問題なく同じ音声で研修動画のガイダンスを作成できたようです。

弥生株式会社様の活用事例を見る

【まとめ】研修・マニュアル動画作成のための7つのツール

撮影用カメラ: 高品質な動画を撮影するため、スマホやタブレットのカメラではなく、専用のカメラを用意することをおすすめします。また、三脚も手振れ防止のために必要です。

マイク: カメラの内蔵マイクではなく、別途で高品質なマイクを購入し、クリアな音を拾うことが重要です。

照明: 全体的にバランスの良い光を当てるために、照明ツールが必要です。内容に合わせて適切なタイプを選ぶことが求められます。

動画編集ソフト: 動画の編集・加工を行うための専用ソフトが必要です。無料なものから高額なものまであり、簡単な編集なら無料タイプでも十分です。

台本ツール: 台本の作成は必須で、便利な専用ツールが存在します。

スライド作成ツール: スライドを作成することで受講者は研修を理解しやすくなります。

音声合成システム: 内容変更時の手間やコストを削減するため、音声合成システムによるナレーションも活用できます。

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