導入の前提
「ディアモール大阪」は大阪ダイヤモンド地下街株式会社が運営管理している大阪梅田地区に位置する地下街です。JR大阪駅、地下鉄梅田駅、阪急大阪梅田駅、阪神大阪梅田駅等、梅田地区に位置する7つの駅からアクセスのよい立地にあり、オフィスワーカーをはじめ多くの方々に利用されています。
今回はディアモール大阪の館内放送に使用する日・英・中・韓の4ヶ国語の音声ファイルを作成したいとのことで、エーアイがお客様から頂いたテキストをもとにAITalk® 声の職人等で音声ファイルを作成して納品する「音声ファイル作成サービス」をご利用いただきました。ご担当者様より、ご利用に至るまでの経緯、導入してみてのご感想を伺っています。
AI音声合成導入のきっかけを教えてください。
施設の営業時間変更に伴い、館内放送の中で営業時間について言及している箇所を修正する必要が生じたことです。また、従来使用していた館内放送では、必ずしも同じナレーターによる収録がなされておらず、内容や時間帯により音声が統一されていない点について、以前から課題感を持っていました。そのため、この機会に全ての音声を統一しよう、今後の内容修正や更新のことも考えてAI音声の採用を検討してみようという案が出ました。
AI音声に抵抗はなかったのでしょうか?
正直なところ、大きな抵抗はありませんでした。ひと昔前と比べると、自然な発話ができるように進化していますし、昨今ではメディアやSNS等、様々な場面でAI音声が利用されていることもあり、お客様もAI音声に慣れてきているのではないかという考えがありました。また、多言語でのナレーター収録を実施する場合と比較して納期が短縮されることを期待していたという背景もありました。
この度、日・英・中・韓の音声ファイル作成を承りましたが、多言語での案内を検討されたきっかけは何だったのでしょうか
従来の館内放送は日・英・中の3ヶ国語でナレーター収録を行った音声を用いていましたが、昨今のインバウンド情勢の高まりも受け、当社としても可能な限り多言語対応は行いたいという思いから多言語での案内は継続する前提で考えておりました。今回は韓国語を追加していますが、ナレーター収録と比較して言語の追加による納期への影響が少ないことはありがたいと感じました。
AI音声合成は様々なメーカーから製品が出ていますが、エーアイのAI音声合成を採用いただいた理由をお聞かせください
他社製品との比較の中で、発話・イントネーションが自然だと感じたからです。
現在、エーアイ様のAI音声を導入しておりますが、来館されるお客様や1日に何度も館内放送を聞くテナント様からも特段のご意見はなく、一般的な館内放送として自然になじんでいると感じています。
AI音声合成導入のメリットというのは何か感じられますか
例えば10年後に修正するとしても、同じ音声が用意できるだろうという見通しが持てることです。
商業施設の館内放送はそれほど頻繁に更新するものではありませんので、最初の依頼から期間が空いたとしても同じ音声で内容変更ができるのは大きなメリットですね。
また、ナレーター収録と比較して納期が短いという点もメリットだと感じています。特に多言語での収録を行う場合、ナレーター収録ではそれぞれ人員の手配が必要となる一方で、AI音声の場合はその手間が削減できる点は良いと思いました。
貴社におけるAI音声導入に関する今後の展開について、現時点での展望をお聞かせください
積極的な利用シーンが多いわけではありませんが、例えば店舗従業員向けの研修動画のナレーションにAI音声を採用する等、場面場面での利用については可能性があると考えています。AI音声については、頻繁な音声データ作成を要する場面での有用性が高いことは勿論ですが、当社における館内放送や研修動画のように、部分的な内容修正が数年おきに発生する場合や、多言語対応が必要な場合においても価値があると感じています。

ディアモール大阪は、1995年10月に開業した、阪神電車「梅田駅」地下からJR「北新地」駅付近まで伸びる地下ショッピングモールで、アパレル、雑貨、化粧品や飲食店など約100店舗で構成されています。交通機関等を相互に結ぶ公共地下通路と一体化した快適な空間において、都会での新しいライフスタイルを求めるオフィスワーカーをメインターゲットに、「上質」で「ハイセンス」なファッション・モノ・情報を常に提供しています。