導入の前提
ネット鹿島様は佐賀県鹿島市・長崎県波佐見町を中心にケーブルネットによるテレビ放送事業を行うケーブルテレビ局です。
地域情報の取材・放送の他、インターネットサービス・IP電話・光電話のサービスも行っています。また、電気通信工事業や電気通信機器の販売も手掛けています。2025年11月より情報番組のナレーション音声作成のため、AITalk 声の職人を採用いただきました。
導入製品もしくはサービスについて
今回エーアイ製品を導入いただいたコンテンツの概要を改めて伺えますか。
1日5回放送されるケーブルテレビ内の情報番組です。30分の枠の中で、地域のニュース・行政・イベント情報などを放送しています。

AITalk 声の職人 導入の背景
AITalk導入以前、先にお聞かせいただいたコンテンツはどのように制作されていたのですか
地域のニュース、イベントを撮影し、これに付随する資料、聞き合わせのメモからニュース原稿を作り、ニュース担当者が映像とともにアナウンスを入れて市民の皆様に向け放送していました。アナウンスもニュース読み上げ、番組ナレーション、番組紹介等々の様々な読み方があります。一人のアナウンサーではそれぞれの読み方にすべて対応するのは難しく、AIであれば様々なシーンでも作成する社員の感覚を反映したナレーション作成ができるのではないかと思い、映像の価値を高めるために導入に踏み切りました。
AIによる読み上げは以前から導入したいとは思っていたので、良い機会と捉えて検討を始めました。
既存の制作方法に課題はありましたか
先ほどもお伝えした通り、アナウンサーが時間をあけてナレーションを読み上げる場合に声のトーンが若干変化してしまうことが度々あり、そこが悩みどころでした。
AITalk導入の決め手は何だったのでしょうか
数社検討しましたが、エーアイのデモページで合成した音声が一番人間らしいと思ったからです。
ニュースを読ませるにあたって、人間らしさは欲しいと思っていました。
地域のニュースの中には厳かな儀式を伝えるものも、子どもたちが芋ほりをしましたというものもあります。すべてが同じトーンになってしまうのは避けたかったので、喜び・エマージェンシーといった感情表現※ができるのがポイントになりました。
試用の段階で速度などが調整できることが分かったのも、導入を後押ししました。
※ネット鹿島様では標準話者「えみり・ひでと」を導入いただいています。えみり・ひでとは感情表現が可能です。
実際にニュース用音声としてお使いになってみて、どんな感想をお持ちでしょうか。
まず読み間違いがないことによる収録時間の短縮はありがたいですね。
声の調子も一定ですから、後から原稿が差し替えになったときも修正がスムーズです。さらにそれらの作業が担当者のパソコンの中で完結するのもいいなと思っています。
反面使う人スタッフによりそれぞれの感性が異なりますので、同じアナウンスでも読み、感覚、速度等、当社での研究・訓練が必要になります。
これらを克服できれば、新たな番組作りにおいても強い味方になると期待しています。
今後、AITalkを用いてこういうことがしたいという展望はおありでしょうか。
当初は考えていませんでしたが、「エマージェンシー」の音声を防災情報へ活用することを検討しています。
多くのケーブルテレビ局と同様、私たちは河川カメラを設けて市内の河川の様子を常時撮影しています。大雨などで注意が必要な時や避難が必要な時は、メインチャンネルでその様子を放送し、テロップで注意を促してきました。
そこに必要に応じて「エマージェンシー」の音声を加えて避難情報や避難先情報をお知らせすることで、より役立つ放送になるのではないかと思っています。


