お客様事例

アクセント修正工数が8割程度削減されました。チューニングできる幅が広く、操作も簡単です。

Company

株式会社トゥモロー・ネット

IT・インターネット

Interviewee

執行役員 AIプラットフォーム部門長 澁谷 毅様
AIプラットフォーム部門 CXデザイナー 五味 那奈様

この事例のポイント

導入の目的

  • ナビゲーション型対話AIサービス「CAT.AI(キャットエーアイ)」において、ボイスボットの音声として活用するため。

導入前の課題

  • ボイスボットのシステム構成要素である音声認識エンジン、自然言語処理エンジンはオリジナルを利用しているが、音声合成エンジンに関してはマルチベンダーのラインナップを提供している。
  • ボイスボットは音声合成エンジンの品質自体が、『ボイスボットの顔 』と言っても過言ではなく、より自然な『ヒト』に近い音声合成エンジンを探していた。
  • 最適な発音を得るため、発話の強弱やアクセント修正などのチューニングに多大な工数が発生していた。

導入効果

  • 音質、発話のアクセントがかなり自然で、チューニング不要でそのまま利用できるケースが多い。
  • チューニングの操舵が簡単なこともあり、デザイナーの修正工数が8割程度削減された。

インタビュー

導入製品もしくはサービスについて

CAT.AI (キャットエーアイ)は、ボイスボット(音声対話AI)とチャットボット(テキスト対話AI)を同時に利用することでFAQ型でもシナリオ型でもなく、初めて使うユーザーでもわかりやすい最新の「ナビゲーション型」対話AIです。ボイスボットの利点とチャットボットの利点を最大限に活かし、わかりやすくナビゲーションすることで、AI対応の完了率を向上していきます。これにより、ユーザーが求めるシーンやデバイスにとらわれない「ストレスフリーな体験」の提供が可能となります。

AITalk導入の背景

当社はボイスボットのシステム構成要素である音声認識エンジン、自然言語処理エンジンはオリジナルを利用していますが、音声合成エンジンに関してはマルチベンダーを提供しています。ボイスボットはサービスの特性上、「どう聴こえるか」という部分が、顧客体験価値への影響も大きく、音声合成エンジンの品質自体が、「ボイスボットの顔」と言っても過言ではありません。そのため、より自然な「ヒト」に近い音声合成エンジンを探していました。

AITalk導入の決め手と改善できた点

AITalkの音声は、音質、発話のアクセントがかなり自然で、チューニング不要でそのまま利用できるケースが多いというのが最初の印象です。実際使ってみたところ、今までアクセントなどを修正していたものが、チューニングの操舵が簡単なこともあり、デザイナーの修正工数を考えると、8割程度削減されています。また、チューニングできる幅が広いのと、操作が簡単なのも特徴だと感じています。

今後の展開

CAT.AI(キャットエーアイ)はボイスボットとチャットボットを同時に使う、当社が開発した「CXマルチモード」を搭載した、コミュニケーションAIプラットフォームです。ボイスだけでは、不可能な多くの情報提供や多機能を有することでAIでの完了率を促進していきます。これによりユーザーに「サクセス体験」を提供することで、AIでのコミュニケーションをもっと身近にしていきたいと考えてます。また2023年7月10日にはゲートシティ大崎 イーストタワー3階に、CAT.AIを活用したコンタクトセンター「ICXセンター(Innovative Customer eXperience Center)」が開設されます。「ICXセンター」は、CAT.AIを利用し、ログ解析や学習データの作成にヒトを介することで、電話対応からカスタマー・エクスペリエンスの管理まで一気通貫で提供する施設となります。

2023年7月10日開設「ICXセンター(Innovative Customer eXperience Center)

この記事は2023年6月12日時点のものです。

株式会社トゥモロー・ネット

トゥモロー・ネットは「ITをもとに楽しい未来へつなごう」という経営理念のもと、感動や喜びのある、より良い社会へと導く企業を目指し、最先端のテクノロジーとサステナブルなインフラを提供しています。設立以来培ってきたハードウェア・ソフトウェア製造・販売、運用、保守などインフラに関わる豊富な実績と近年注力するAIサービスのコンサルティング、開発、運用、サポートにより、国内システムインテグレーション市場においてユニークなポジションを確立しています。インフラからAIサービスまで包括的に提供することで、システム全体の柔軟性、ユーザビリティ、コストの最適化、パフォーマンス向上など、お客様の細かなニーズに沿った提案を行っています。

●株式会社トゥモロー・ネット:https://www.tomorrow-net.co.jp/

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