お客様事例

実際の音声自体も障碍をお持ちの方に対し好評を得たのが導入の決め手となりました。

デイジー鶴ヶ島

Company

デイジー鶴ヶ島

公共/行政

Interviewee

当会は主に視覚障碍者を対象とした録音図書の制作を行っております。

この事例のポイント

導入の目的

  • DAISY図書の音源作りに利用

導入前の課題

  • 音訳者の育成がなかなか進まなかった
  • 音訳者の人手が足らず、音声化する際の負担が大きかった

導入効果

  • 音訳の方々のご負担を軽減できた
  • 文章の入力に誤りがあった場合でも、事前に読み上げ確認ができるので、ユーザーに正しい情報を伝えることができるようになった

インタビュー

AITalk導入の背景

– AITalk導入以前、どのようにして音声を制作していたのですか?

委託を受けるたびに音訳の方々に録音をお願いしておりました。

– どのような課題や問題があったのですか?

音訳者の育成がなかなか進まないという課題を抱え、もし良質な合成音声があるなら、定期刊行物などは徐々に合成音声で制作できるようにしたい。

AITalk導入による効果について

音声合成は声の質がまったく変わらないので、一部原稿が変更した場合もその変更部分のみ音声を作成し、差し替えることが出来、部分によって急に音声が変わるといった違和感が解決できるので音訳の方々のご負担を軽減できました。また文章の入力に誤りがあった場合でも、事前に読み上げ確認ができるので、ユーザーに正しい情報を伝えるためには大きな効果だと感じております。

– AITalk導入の決め手を教えてください。

他社様の合成音声も検討しておりましたが、メンバーの1人が個人の趣味用途でエーアイ様の合成音声を利用していたので、操作感をある程度つかめていたこと、そして、法人用の製品がより使いやすくなっていたのが、大きな理由となります。また実際の音声自体も障碍をお持ちの方に対し好評を得たので、その点も導入の決め手となりました。

今後の展開について

現在はバスの時刻表やごみ出しカレンダーの音声などの制作を行っています。しかし、未だ音訳の方々の負担が大きいのも事実でございます。今後は製品をより活用させていただき、音訳の方々のサポートを行いつつ、より多様な情報をユーザーの方に通知したいと考えております。また、活用するにあたって、本来表現力を求められる書物など、人の読みでなければならない部分で、音訳者が充分な力を注げるようにしていきたいと考えております。

 

DAISY図書について


DAISY図書は、視覚障碍者等に音声だけで情報を伝えるために、以前はテープ(アナログ)で提供していたものの代わりに、デジタル音声を使い、階層付け等の編集をし、CDを利用した再生機(プレクストーク)やパソコン等を使って聞けるようにしたものです。先ず、音源がないとデイジー編集はできません。エーアイ様の合成音声はそのDAISY図書の音源作りに利用しております。最近は自治体発行の「ごみ出しカレンダー」や「コミュニティーバスの時刻表」などユーザーの日々の暮らしに密着した資料等、合成音声を活用して製作しています。

この記事は2016年7月時点のものです。

デイジー鶴ヶ島

当会は主に視覚障碍者を対象とした録音図書の制作を行っております。 12年~13年前に視覚障碍者の方より、「広報のDAISY化」をしてほしいとの声があがり今から10年前に「デイジー鶴ヶ島」が立ち上がりました。現在は市などから委託を受け「声の広報」や「声の議会だより」などの「DAISY図書」を制作しており、主に視覚障碍者の方に対して、情報の伝達という日常生活のサポートを行っております。

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