お客様事例CUSTOMER CASE

物件情報のテキストを音声に変換して返す音声合成技術を探していました

Company

イタンジ株式会社

建設・不動産

この事例のポイント

導入の目的

  • 不動産仲介会社向け物件確認自動応答サービス「ぶっかくん」への導入

導入前の課題

  • サービス開発にあたり電話自動応答音声が必要だった

導入効果

  • 自然な音声合成を導入することで、他社の競合サービスとの差別化が図れた
  • 音声合成にかける初期の導入コストを抑えることができた

インタビュー

AITalk導入の背景

– AITalk導入以前、どのようにして音声を制作していたのですか?

AITalk導入以前は使用しているAPIに付属する標準的な音声を使用していました。

– どのような課題や問題があったのですか?


自身も不動産仲介業務に携わった経験を活かし、業界の慣習に崩さない電話による物件情報確認をおこない、テクノロジー化により作業負担が軽減できるだけでなく、データ取集機能等の付加価値をもった、ぶっかくんのサービス開発を考えました。
ぶっかくんを新規開発するには電話自動応答音声が必要だったので、物件情報のテキストを音声に変換して返す音声合成技術を探していました。

AITalk導入による効果について

自然な音声合成を導入することで、他社の競合サービスとの差別化をはかるポイントの一つとなりました。

– AITalk導入の決め手を教えてください。

選定には音声合成技術会社を何社かピックアップし比較検討しました。自然文章を一番人間らしく自然に合成できた点で、AITalkを選びました。物件データ収集にかけるコストを集中させるため、音声合成にかける初期の導入コストを抑えたいと思っていたので、低価格のクラウドサービスで気軽に利用できるAITalkWebAPIを導入することに決めました。
物件名の読み間違えがおこった時でも、AITalkWebAPIのチューニング機能を使って即座に修正しています。

今後の展開について

ぶっかくんは現在、月間で30~50万件の物件確認に使用されています。この、ぶっかくんのシェアを伸ばすことで、管理会社様の作業負担を軽減し、一般消費者の方が正しい情報を早く知ることができるようにしていきます。また、リアルタイムに更新される物件情報のデータベースを拡大してゆき、即時性があり信ぴょう性の高い物件情報を資産として、業界関係者だけでなく一般消費者にとっても便利で使いやすいサービスを提供していくことを目標としています。

 

「ぶっかくん」について

ぶっかくんは、不動産仲介会社から不動産管理会社に向けた、物件確認の電話に自動応答するシステムです。仲介会社は賃料・部屋番号・部屋面積を入力することで、物件の空き状況などの情報を合成音声で受け取ることができます。管理会社は、問い合わせた仲介会社や問い合わせ件数、行動履歴をデータ化できるので、問い合わせ状況を可視化し、今後のマーケティング活動に利用することができます。
不動産業界では慣習的に仲介会社から管理会社への空き物件情報を電話確認する手法を使っていましたが、ぶっかくんはそのような不動産業界の慣習を崩さず、テクノロジーでより便利、効率的に業務がおこなえるサービスです。
https://bukkakun.com/

この記事は2016年11月時点のものです。

イタンジ株式会社

イタンジは、「不動産業界をITによって活性化することで、人々の暮らしを豊かなものに。」をスローガンに掲げ、一般消費者様への不動産サービス提供、不動産会社様へのシステム提供、不動産業務におけるIT活用コンサルティング事業など、不動産業界の様々な課題をテクノロジーによって解決する企業です。
最近では、人工知能を使って投資物件に関する情報提供を行う投資家向けサービスや、賃貸ユーザーの希望条件に合わせ、自動的に賃貸物件を抽出しメール配信を行ったり、お問い合わせに対して人工知能が返信するAIチャットを行う不動産仲介業者向けサービスを提供しています。
http://www.itandi.co.jp/

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