AITalk導入の背景
– どのような課題や問題があったのですか?
AITalk導入以前は他社の音声合成ソフトを採用したものの、操作性の面で使いづらく、活用できていない状況だったため、当社の編集室で担当者が音声収録をしていました。収録は、適当なところで妥協できないメンバーばかりで、時間がかかり、気づくと夜遅くなってしまうこともよくありました。また、教材に出てくる医薬業界の専門用語やルールは変更がよくあり、ナレーションを再収録して差し替えると、全体を通して聴いた際、差し替え部分がちぐはぐになってしまうこともありました。さらに、在宅勤務時に音声収録すると、外の音などが雑音として入ってしまうこともありました。
AITalk導入による効果について
音声合成ソフトを活用してナレーション作成ができるようになり、夜遅くまでかかっていた音声作成時間が大幅に短縮されました。自社製品や、学会、雑誌の名称等は読み方の調整が必要ですが、一般的なビジネススキル用語は問題なく読み上げます。雑音も入らず、後から修正した音声を差し替えても違和感がありません。機械で読み上げていると気づかない方もいるようで、音質は問題ないです。
– AITalk導入の決め手を教えてください。
登録しているメルマガでAITalkの紹介を見て、以前音声合成を利用したときから数年経っているので、技術も進化しているだろうと思い何社か比較しました。実際にエーアイのスタッフの方に来社いただき、AITalkは人間の声を利用しているという説明を受け、音声のなめらかさに納得できました。話者のバリエーションが豊富な点、感情や速度などの調整機能がある点、ランニングコストが不要で毎月10~20ほどの大量のコンテンツ作成に適した買い切りライセンスがある点でAITalkの導入を決めました。
今後の展開について
今後も当部門での利用は継続していきますが、MR向けの教育をおこなう当部門以外にも、安全教育などの全社向け教育・啓発を実施する部門もあります。そのような他部門のeラーニングコンテンツ制作に協力できるような働きかけもしていきたいと考えています。
AITalk導入製品もしくはサービスについて
MRの教育担当部署において、eラーニング用教材のナレーション作成に「AITalk 声の職人」と「AITalk 声プラス」を活用しています。以前は集合研修を主体としており、テレビ会議システムを導入するなど研修の効率化に取り組んでいましたが、固定の研修日時を確保するのが難しいという状況から、20年ほど前よりeラーニングシステムを導入し、その利活用割合が増えています。現在では、ロールプレイやディスカッションが必要な際は、集合研修を実施しつつ、インプット中心の研修では、自発的な学習意欲の促進も兼ねて、個人が空き時間に受講できるeラーニングコンテンツを作成し、提供しています。