AITalk導入の背景
– どのような課題や問題があったのですか?
従来の社内教育は、集合型研修をメインとしていました。集合型研修のメリットとしては、複数名の受講者に対し、対面・LIVEにおいて講師が熱量を持って伝えることで、理解度を高めるというものです。しかしながら、全体で数千名が所属し、同じ業務を担っている者が数百名単位で存在する当事業では、集合型研修のみで指導することにも限界があり、また研修会場への交通費等高額な研修コストが発生することから、集合型研修の最適化やコスト削減について、検討の必要性を感じていました。
そこで、集合型研修のインプット講義部分については、録画動画を視聴することで代替する案が出ましたが、新商品や、毎年実施される税制等の変更に対応するとなると、その都度動画を撮影または再撮影する必要があり、教材作成側の負担が極めて大きくなる懸念がありました。当時、消費税率の引き上げを目前に控えていることもあり、このような変更に応じた修正が頻繁に発生することは明白でした。
AITalk導入による効果について
AITalk 声プラスを活用し、PowerPoint上で簡単に音声付の研修教材を作成できるようになったこともあり、集合型研修ではなく、個別に動画(音声付き研修教材)を視聴してもらうことで代替する目途が立ってきました。これと昨年、実施が本格化したWeb研修を組合せることで、集合型研修がほぼなくなり、研修会場への移動負担と研修コストの削減が実現できました。
AITalk 声プラスにより、税制変更等に応じて、資料の修正とともに定期的・部分的にナレーション修正も可能になりました。さらに、コンテンツにナレーションを入れることにより、視覚的な情報に加え、聴覚的にも情報を受け取ることができるので、理解度の向上にも貢献していると感じています。
当事業では、2年程前から、Web会議環境を用いた研修等のオンライン化や、動画コンテンツの積極活用等、ICT技術の導入に取組んでいたので、AITalkの導入はその取組みの一環として良い追加施策でした。
– AITalk導入の決め手を教えてください。
文字を音声化できる技術が存在することはなんとなく想像していましたが、AI音声というと抑揚のないロボット音声なのでは?という先入観を抱いてましたし、それを自分達の仕事に使うようなアイデアを持っていませんでした。
しかし、実際にAITalkの音声デモを聞くと、抑揚も正しく音声もクリアで、ナレーション音声として使える品質であったこと、操作が簡単で、人の声でナレーション収録するよりも、AITalkを活用した方が作業効率が良いこと、から導入を決めました。
また、導入前にエーアイの営業の方にもしっかりとプレゼン(品質面、操作面)をしていただき納得感があったことや、法人企業への導入実績が豊富であること、そして、導入当時にキャンペーンによりコスト的にもお得感があったことも決め手となりました。
今後の展開について
今後も社内教育・お客さま向けのコンテンツ制作に活用していく予定です。最近では、エーアイの営業の方から事業内での周知のためにAITalk製品説明会を実施してもらったことにより、ソフトがかなり頻繁に貸し出されている状態になったので、他の活用方法としてもニーズが生まれそうです。
導入製品もしくはサービスについて
個人トータルソリューション事業部内において、社内向けの研修教材や、お客さま向けのご案内(商品説明、お手続き説明)における動画のナレーション作成を目的として、AITalk 声の職人とAITalk 声プラスを導入しています。コンテンツ制作にはPowerPointを利用して資料作成することが多いため、現在はPowerPoint上でナレーション作成ができるAITalk 声プラスを主に活用中です。
●AITalk活用例(住宅ローン 正式申込手続きのご案内動画)
https://www.smtb.jp/personal/blind/rb/loan_guide/seishiki.html