AI音声は商用利用できる?利用前に確認したいライセンスや注意点を解説

2026/08/31 / AI

AI音声の品質が向上し、動画ナレーションやアプリ内の案内音声など、法人での活用機会が広がっています。一方で、AI音声は無料・有料を問わず、サービスや用途によって商用利用の条件が異なります。

「無料でも商用利用できるのか」「法人利用には別途ライセンスが必要なのか」「クレジット表記は必須なのか」など、導入前に迷うポイントも少なくありません。

本記事では、AI音声を商用利用する際に確認しておきたいポイントと、自社に合ったサービスを選ぶ基準について解説します。

AI音声の商用利用とは?業務利用との違いも確認

AI音声の商用利用に関する条件は、提供元が定める利用規約やライセンスによって異なります。収益の有無だけで、商用・非商用を一律に判断できるとは限りません。

法人が業務でAI音声を利用する場合は、商用利用や法人利用に関する条件が適用されることがあります。ただし、具体的な扱いはサービスごとの規約で確認が必要です。

個人で利用する場合も含め、商用利用に該当するかを判断する際は、以下の4点を整理したうえで利用規約やライセンス条件を確認しましょう

  • 利用目的
  • 利用者
  • 公開範囲(動画・アプリ内・社内資料など)
  • 収益化の方法

判断が難しい用途については、導入前にサービス提供元へ問い合わせることをおすすめします。

AI音声の商用利用ではクレジット表記が必要な場合がある

AI音声サービスのなかには、無料で商用利用できるものの、クレジット表記を条件としているサービスがあります。また、有料プランでも用途によって利用条件が異なるため、事前の確認が必要です。

たとえば、無料プランを持つ音読さんと、無料のVOICEVOXはどちらも商用利用可としていますが、利用にあたっては以下のような条件が設けられています。

サービス名商用利用クレジット表記注意点
音読さん無料プランは必要用途によっては別プランに加入
VOICEVOX必要使用する音声ライブラリごとの規約も確認が必要

このように、商用利用可能であっても、クレジット表記や利用できる範囲などの条件はサービス・プラン・用途によって異なります。有料プランを契約していても、すべての用途で自由に利用できるとは限りません。

利用前には、クレジット表記が必要かどうかだけでなく、自社の用途が利用規約やライセンスの範囲に含まれているかまで確認しましょう。

AI音声を利用する際の著作権については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。

AI音声を商用利用する前に確認したい4つのポイント

AI音声を商用利用する際は、サービスが商用利用可能かどうかだけでなく、利用する人や用途に応じた条件も確認しておく必要があります。

ここでは、導入前に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。

ポイント①法人で利用できるか

まずは、検討しているAI音声サービスが法人利用に対応しているか確認しましょう。

そもそも法人・団体による業務量を対象外としているサービスも存在します。法人利用可の場合も個人と法人で利用条件を分けていることがあるため、注意が必要です。

法人で利用する際は、主に以下を確認します。

  • 法人・団体による利用が認められているか
  • 法人利用に必要なプランやライセンスがあるか
  • 業務利用や商用利用が許諾範囲に含まれているか


個人向けの製品をそのまま業務で利用できるとは限りません。利用する企業や団体に適したプランを選びましょう。

ポイント②用途に応じた追加ライセンスが必要か

商用利用を認めているAI音声サービスの場合も、利用する人や用途、収益化の方法によって追加のライセンスが必要になることがあります。

たとえば、エーアイの個人向け音声合成ソフトA.I.VOICEシリーズは商用利用可・法人利用可の製品ですが、以下のように利用者や用途に応じて必要なライセンスが変わります。

利用者・用途必要なライセンス
個人が動画に広告表示・投げ銭・有料チャンネルで収益化追加ライセンス不要
個人が法人とスポンサー契約を結び、ロゴ表示や製品紹介を行う個人商用ライセンスが必要
法人による利用商用・非商用を問わず、法人向けライセンス等が必要


AI音声サービスを何に使うかだけではなく、「誰が使うのか」「個人利用か法人利用か」まで含めて確認することが重要です。利用規約やユースケースを確認し、判断が難しい場合は提供元へ問い合わせましょう。

*A.I.VOICEユースケース

ポイント③クレジット表記が必要か

AI音声サービスによっては、商用利用する際にサービス名やキャラクター名などのクレジット表記が必要です。

確認する際は、表記が必要かどうかだけでなく、どこに・どのような形式で記載する必要があるのかまでチェックしなければなりません。動画内や概要欄への記載、動画内や概要欄への記載など、指定される表記方法はサービスによって異なります。音声のみのコンテンツでは、音声によるクレジット表記が求められる場合もあります。

利用する媒体で指定されたクレジット表記に対応できるか、あらかじめ確認しておくことが大切です。

ポイント④音声・キャラクター固有の規約があるか

使用するAI音声によっては、サービス全体の利用規約とは別に、音声やキャラクターごとの利用条件が設けられています。

特にキャラクターを使用する場合、音声の商用利用が認められていても、キャラクター名やイラストなども自由に商用利用できるとは限りません。

サービス自体の利用規約だけで判断せず、使用する音声やキャラクターに個別の規約がないか確認しましょう。複数の規約が適用される場合は、それぞれの条件を満たしたうえで利用することが大切です。

商用利用できるAI音声サービスを選ぶ基準

商用利用に対応しているAI音声サービスでも、利用できる用途や音声の品質、搭載されている機能は異なります。法人で導入する際は、これから紹介する3つの基準をもとにサービスを比較しましょう。

基準①利用目的との相性

AI音声を選ぶ際は、まず動画ナレーションやeラーニング、電話応答、アプリ・ゲームなど、どのような用途で利用するのかを整理しましょう。製品によって対応している用途や機能が異なるため、目的に合った製品を選ぶことが大切です。

たとえば、ナレーション作成のように決まったテキストから音声を生成することに特化した製品もあれば、AIによるチャットボットのようなリアルタイムで作られるテキストを音声化できる製品もあります。

「決まったテキストを音声化すれば良い」のか、「対話型のサービス・製品に組み込みたい」のか、整理してみましょう。

リアルタイムでの音声生成や対話型サービスへの組み込みを検討している場合は、Webサービスやアプリと連携できるエーアイのAITalk® WebAPIや、電話自動応答・インターネットサービスなどでリアルタイムに音声合成を行えるAITalk® Serverのような製品も選択肢となります。用途やシステム環境に応じた製品の詳細は、以下のページからご確認ください。

基準②日本語音声の自然さ

ナレーションや案内音声などに使用する場合は、日本語の自然さや聞き取りやすさも重要な基準です。

AI音声を比較する際は、声質だけではなく、文章に応じた読み方やアクセントにも注目しましょう。サービスによってはデモ音声を公開していたり、任意の文章を試聴できたりするため、導入前の確認に活用できます。

実際の業務で使用する文章や、それに近い内容で試すと、用途に合った品質の音声を生成できるか判断しやすくなります。

基準③音声の調整機能

用途に合わせて音声を細かく調整できるかも、製品を選ぶうえで重要です。必要な機能は使用目的によって異なりますが、主に以下のような項目があります。

  • 話す速度や声の高さ
  • 専門用語・略語・製品名などの読み方を登録する辞書機能
  • 感情表現
  • 複数話者の使い分け


動画ナレーションや館内案内など、用途によって求められる話す速度や抑揚は異なります。また、専門用語や固有名詞を多く扱う場合は、読み方を登録できる機能があると便利です。

実際の利用シーンを想定し、必要な調整機能を備えているか比較しましょう。

AITalk®をビジネスに活用する方法

エーアイの法人向けAI音声合成サービス「AITalk®」は、導入実績2,000社以上を誇り、幅広い業界・用途で活用されているAI音声合成サービスです。 動画ナレーションや教材、電話の自動応答をはじめ、業務用の音声制作に幅広く対応しています。

AITalk®は、企業や教育機関などへの豊富な導入実績があります。用途や利用環境に応じて複数の製品が用意されているため、自社の運用方法に合わせて選びやすい点も特徴です。

AITalk® 声の職人には、PCにインストールして利用するパッケージ版と、Webブラウザ上で利用できるクラウド版があります。主な違いは、以下のとおりです。

パッケージ版クラウド版
利用方法PCにインストールWebブラウザ
インターネット接続初回認証時に必要常時必要
対応OS・環境WindowsChrome・Safari
提供プラン年間利用ライセンス・無期限ライセンス月額


パッケージ版はPCにインストールして利用するのに対し、クラウド版はインストール不要でWebブラウザから利用できるため、業務環境に応じて選択できます。

クラウド版は、基本月額料金60,000円から利用でき、Webブラウザ上で動画ナレーションやガイダンスなど、用途に合わせた音声を作成できます。

なお、作成した音声ファイルを商用目的で配布・複製する場合は、利用方法によって別途費用が必要になることがあります。具体的な利用条件については、用途に応じて事前に確認しましょう。

AITalk®の特徴や実際の音声サンプルは、以下のページからご確認ください。

https://www.ai-j.jp/about/

AI音声は利用条件を確認して商用利用しよう

AI音声を商用利用する前に、まずは何に、どのような形で使うのかを整理しておきましょう。法人利用の可否や追加ライセンス、クレジット表記など、確認すべき条件はサービスによって異なります。

商用利用可能と記載されていても、すべての用途で自由に使えるとは限りません。規約だけでは判断できない点があれば、導入前にサービス提供元へ確認することも大切です。

エーアイでは、用途に応じた法人向けAI音声合成製品を提供しています。自社の用途に合う製品やライセンスがわからない場合は、ぜひご相談ください

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