AI音声合成ソフトの用途は意外と多い?企業や自治体でどのように使われているの?

2023/10/30 / 社内業務効率化

動画のナレーションや電話の自動対応などで多く利用されているイメージがあるAI音声合成ソフトですが、他にも多くの業界において、様々な用途でAI音声合成ソフトは利用されています。
ここでは、AI音声合成ソフトの幅広い用途事例をご紹介しています。

AI音声合成ソフトの主な用途事例をご紹介

音声対話

AI・音声応答機能を搭載したセキュリティカメラの開発にあたり、製品コンセプトにマッチした対話音声のセレクト、および費用面でのスモールスタートを念頭に合成音声ソフトをご利用いただきました。

音声収録に掛かる費用を抑えるとともに、多くの種類の標準合成音声の中から、商品コンセプトのイメージに近い声を採用できたという声をいただきました。

情報配信・メディア

多忙な医療従事者に対してAIが情報提供を行うオートメーションシステムの運用において、システムに登場するバーチャルアバターに適した音声の模索に課題があり合成音声ソフトをご利用いただきました。

AI音声合成ソフトを利用することで、より人間らしい親近感のある音声、かつ、よりアバター・リアルな音声を実現するシステムに完成させられたようです。

スマートフォンアプリケーション/オートモーティブ

アプリ開発は完了しましたが、利用者からの配車依頼をタクシーの乗務員に効率的に伝える方法が課題としてあったようです。

運転中の乗務員へ伝わりやすい言葉・表現を検証する過程で、音声を収録して実装することは現実的に困難と判断。テキスト入力するだけで自然な合成音声が作成できるAI音声合成ソフトを利用し、乗務員への情報伝達プロセスをブラッシュアップすることができたようです。

観光案内・館内・社内各種放送

ゴルフ場の利用者に対し、快適にプレーを楽しんでもらうために対面で案内を行っていたものの、人員の都合でサービスが不十分になることがあったようです。

声のみによる館内放送では、担当者により得手不得手が生じたり人為的ミスも懸念されたりしたことから、AI音声合成ソフトを導入。担当者の得手不得手に関わらず、様々な案内を安定的・定期的に場内へ放送を可能にしました。

ロボット

携帯キャリアの店頭で対応している某・有名なロボット。来店者との対話できるロボットとして人気でしたが、日本語の発音に不自然な部分も多かったため、音声に関する改善策が検討されたようです。

AI音声合成ソフトを導入したことで、ロボットのキャラクターにぴったりの声が完成。日本語の発音もだいぶ自然になり、来店者のストレス軽減つながったようです。

電話自動応答システム

電話自動応答用の音声として、社内の異なるスタッフの肉声を利用していたことから、話すスピードで音質にバラつきが生じ、しばしばユーザーから「聞き取りづらい」との要望があったようです。

AI音声合成ソフトを導入し、電話自動応答音声を同じ種類・音質・速度に統一。以来、ユーザーからの「聞き取りづらい」という声がなくなったとのことです。

WEBキャンペーン・サービス

某・大手企業のホームページに、「話ができる犬」をモチーフにした特別キャラクターが登場。同ホームページを開いてユーザーが犬に話しかけると、犬が適切な一言を答えてくれるユニークなサービスです。犬からの音声には、AI音声合成ソフトが利用されています。

ゲーム

ゲーム内の音声にフリーのナレーターを使うことを考えていましたが、録音を繰り返し行うコストやスタジオの手配などの問題があったようです。
そこで、セリフの追加や変更が簡単にできるAI音声合成ソフトを採用。完成間近にセリフのの変更や追加がありましたが問題なく対応することができたようです。

動画ナレーション制作

オンライン展示会で公開する会社説明動画用のナレーションとして、当初はPowerPoint附属の自動音声を利用していましたが、その機械的な音声には違和感があったようです。
AI音声合成ソフトを利用することで、美しい音声変換が実現。自然なナレーションが入る動画が完成したようです。

e-Learning・教材・マニュアル作成

社内外に向けた教育研修用の動画作成に際し、当初は担当者が自分の声でナレーションの収録を行っていたものの、事前の練習や雑音対策、取り直しなどに工数が掛かっていたようです。
AI音声合成ソフトを導入した結果、読み上げの練習や録音に関連した工数が大幅に軽減。講師の肖像権に関する問題も同時に解決したとのことです。

機器への組込み

交通系電子マネーのICカードをかざすだけで、簡単かつスピーディにロッカーを利用できるシステム。近年、多くの駅のロッカースペースに登場しているサービスです。
このシステムにAI音声合成ソフトを取り込むことで、ユーザーの利便性が向上。日本語以外の言語にも対応したので、外国人観光客もロッカーを使いやすくなったようです。

防災・警報

Jアラートからの音声情報発信において、想定外の事態に対するメッセージを即座に作成して音声放送へつなげることが難しい状況であったようです。
有効な対応策としてAI音声合成ソフトを導入。想定外の事態が発生した場合でも、即座に地域住民へ必要なメッセージを伝えられる体制ができたようです。

メディア

音声広告配信ネットワークに利用できる高品質な日本語の音声合成技術を求めていた広告会社。AI音声合成ソフトを同社サービスに搭載することで、高品質な日本語での配信が実現したことに加え、幅広い音声を利用した広告配信も行えるようになったようです。

福祉

患者さんに必要な説明を行うために1時間ほどを要しても、なかなか十分に理解してもらえない現状があったようです。説明の準備に20分ほど必要なこともあり、何らかの方法で説明における人の介在を減らす対策を模索。

患者さんへの説明スライドにAI音声合成ソフトによる説明を加えたところ、患者さんから分かりやすいと好評。業務効率化につながったようです。

接客・店舗支援

ワンタッチビューでお客さんを呼び出す際、「ポン」という音のみではお客さんが気づきにくいことがあったようです。

そこでAI音声合成ソフトを導入してお客さん固有の番号を読み上げる仕組みにしたところ、お客さんが呼び出しに気づかない事態が減少。スタッフによる呼び出しの手間も少なくなり、業務負担軽減に貢献。

アプリケーション組込み

VRプログラムを活用した学習アプリをより魅力的なサービスにするため、「喋らせる機能」の組込みを検討されていました。AI音声合成ソフトによる「喋らせる機能」を導入できたようです。

以前より分かりやすいアプリにバージョンアップしたことで、今後のユーザー増に期待が高まっています。

バーチャルキャラクター

ケーブルテレビやeラーニングシステム、チャットサポート機能、各種企業の公式ホームページなど、様々なサービスに登場するバーチャルキャラクターの音声機能として、AI音声合成ソフトの導入が広く進んでいます。

その他

他にも、多くの業界の様々なサービスでAI音声合成ソフトは活用されています。情報伝達や意思疎通、コミュニケーションが必要となる多くのシーンにおいて、今後もますますAI音声合成ソフトの導入が拡大していくことでしょう。

株式会社エーアイが提供するAI音声合成ソフト

AITalk®とは、人間らしさ・豊かな音声を追求したAI音声合成ソフトです。

さまざまな場面での音声ニーズに応えるため、話者は総勢100名以上、対応言語は英語・中国語・韓国語など60種類以上と幅広いラインナップを用意しています。

導入目的に合わせて話すスピードや抑揚を調整可能で、カスタマイズ性が高いことが特徴です。

また、日本語を独自に解析することで文章を自然なアクセントで読み上げることができるため、伝えたい情報を違和感なく届けられます。

AITalk®は、動画やゲームのナレーション、音声ガイダンスなどさまざまな場面で活用されています。

公式サイトでは実際にAITalk®のデモ音声を試聴できますので、一度試してみてはいかがでしょうか。


参照元:AITalk® とは?

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